後頚部から肩甲部にかけての緊張感、違和感、鈍痛などの症状。原因は筋肉の疲労、精神的、肉体的疲労、諸疾患(内蔵疾患)からくる関連痛として現れ、これに 自律神経の失調、血流障害などが加わり発症する。
鍼灸、マッサージで緊張している筋肉に対しアプローチし血流改善、筋肉の緊張を和らげていく。腕のしびれに関しては、頚の筋肉(主に前斜角筋)の緊張が原因になります。身体は頚、肩で頭を支えます。頭の重さは体重の13%程 あるので、その頭をしっかりと支えていく為の姿勢、日々の疲れを自分でしっかりとケアできるストレッチ、運動なども伝えていき、肩こりの少ない身体を 目指しています。
◇◆◇ 50代 女性 会社員 ◇◆◇
腕のだるさ、肩の痛み(夜間痛あり)
前斜角筋、中斜角筋を鍼でアプローチし、筋肉の緊張をやわらげる。
初回の施術でほぼ改善。腕のだるさは頚の筋肉の緊張からきていたと見られる。肩の痛みに関しては、三角筋前部繊維に多数の凝りが発見できた。 三角筋は鍼と手技での施術。
◇◆◇ 40代 男性 会社員 ◇◆◇
腕のしびれ、腕のだるさ、肩こり、頭痛
鍼で頚の周囲、深層の筋肉を刺激し柔軟性をもどす。 腕のしびれ、だるさの原因となっている前斜角筋は手技でアプローチ
初回の施術でほぼ改善される。肩こりでは肩周囲の筋肉に原因があると思われるが、頚の筋肉が緊張している人も多い。 どの頚の筋肉が原因になっているかを見極めて、施術することが重要になるので、マッサージにいっても、なかなかすっきりしない方は、一度ご相談下さい。
◇◆◇ 36歳 男性 会社員(デスクワークが主) ◇◆◇
【 主 訴 】
肩こり、頭痛、首を回すことの不快感
【 治 療 】
1回目
鍼灸の経験は無かったが、本人の承諾を得て鍼灸治療を施す。
首まわりの張っている筋肉、及び肩周囲の筋肉に刺針(15分間の置針)。
その後、軽いマッサージ。
首を回しても引っかかり感がなくなった』ということで終了。
2回目
(7日目)初回の治療から少し違和感は残っていたが、調子も良いとのこと。頭痛も起こっていない。前回と同じ処置を施す。
【経過】
デスクワークでの仕事が多いので、それから肩こりが起こり、頭痛を起こしていたと思われます。頭痛が取れたことをすごく喜んでいらっしゃいました。
4回目の治療まで、週1で来院してもらいました。
< 症 状 >
軽い偏頭痛、緊張性頭痛、頭が重い(頭重)など。
多くは疲労ストレスで誘発される。肩こり、ひどい時には悪心、嘔吐、視力障害も見られるので、たかが頭痛と思わず早めに相談
して対処が必要な時もあります。
< 当 院 で は >
鍼灸の適応範囲は、軽い肩こりからくる緊張型頭痛、軽い偏頭痛、神経性頭痛、疲労、ストレスなどケアできると判断できる場合に限ります。鍼灸治療では、頚、肩周りの筋肉を緩和
し、眼精疲労がある場合は、眉間、こめかみ、側頭部などに刺鍼し解消していきます。マッサージでも同様に行います。
頭痛の種類によっては、セルフケアできる運動、対処法もあるので予防として患者さん方にも習慣付けてもらえるように取り組んでいます。